げんのう

 午前中、校内授業公開で技術科の授業を見ました。木材加工で部品を作成し、今日から釘打ちで組み立てでした。部品、釘や金槌を渡すのかと思いきや、「げんのうって知ってるか?」と技術の先生。各班に板きれとげんのう(私は金槌と単純に思っていました。げんのうを知っただけでもこの授業を見に行った価値がありました)を渡し、「玄翁の特徴を見てごらん。」とのこと。その後「平らな面と丸くなった面があるね。その使い方は、、、。」と話が続きます。これを、先生が提示するのでなく、生徒が自ら考え用途を使い分けるように進めていました。「生徒が自ら気づき、考え、行動する授業だなあ。」と感心しました。ただ単に作品を作るだけではないんですよね。さずが!平らな面で初めは打つ。そうすればまっすぐ打ち込める。4/3ほど進めば、丸い方で打つ。そうすることによって板に傷がつきにくい。言われてみればそうですよね。初めて知りました。久々に日曜大工というか、簡単な本立てを作りたくなりました。でも、時間と金がなあ、、、。と言い訳してるようじゃ駄目ですね。

 それと、ちょっとうれしいことがありました。昨日夜遅くまで校長室で仕事をしていると、ある先生が校長室の扉をノックしました。「どうぞ。」と言うと、「いやなんでもないんです。遅くまで電気がついていたので、校長先生が倒れていないかなあと心配になっただけです。」とのこと。また、先ほども、「校長先生出張からまだ帰ってきてないんちゃうか?検食いけるかな?」と、検食するところまで、ある先生が来てくれました。ま、私がちゃんと声をかければすむことだったんですが、、、、。心配してくれている人がいるのを知って、ちょっとうれしかったです。

 こんな暖ったかい職場で仕事できることを幸せに思います。