読書で過ごす

 時間を作って読書しています。今は池上司さんの「八月十五日の開戦」を読んでいるところです。これによると、終戦間際、ソビエト千島列島の北の端、占守島に攻めてくるのは七月の段階から「来るかもしれない。」という感じで書かれています(まだ途中なので、詳しくはわかりませんが)。ところが、以前浅田次郎さんの「終わらざる夏」では、全く予期せず、アメリカが来るものとして準備し、実際戦闘が起こったときには、「アメリカのはずだが、何か違う。ソビエト?そんなはずがない。」という感じで、書かれていたように思います。

 どこに焦点を当てるか、どうとらえるか、その他いろんなとらえ方があるんでしょうが、いろんな解釈があるという点で、「歴史ってホントおもしろいなあ。」って改めて思っています。楠木正成が「忠臣」になったり、「逆賊」になったり。今でこそ有名になっているものの、「坂本龍馬」も司馬遼太郎さんの「龍馬がゆく」の作品が世に出るまでは、それほど取り上げられなかったという風に聞いています。また、これからいろんな本を読んでいきたいと思います。